第4回韓中日ビジネスフォーラムの結果報告

第4回韓中日ビジネス・フォーラムの繊維分科会議の代表（韓国繊維産業聯合会、中国紡織工業協会、日本繊維産業連盟）は2005年10月14日（金）、韓国のソウルにおいて会議を開催し、韓中日3国間における繊維産業の現況把握および自由貿易協定（FTA）の推進に関して議論した結果、下記のように合意した。

1. クオーター廃止以降、繊維通商環境は、WTO体制下におけるFTA協定の締結が同時多発的に進行されており、韓中日の3国は、このような環境変化の動き及び影響を認知し、今後にさらに積極的な対応策を検討し、共同対応することとした。

2. 韓中日業界代表は、個々の繊維産業の現況と、最も大きな通商イシューであるFTAが自国市場に及ぼす影響について議論し、3国の繊維産業の共生のための協力方策として「韓中日の繊維産業FTA」の推進の必要性およびその推進方策に対する研究が急務であるとの認識を共にした。

3. FTAに対する影響は3国が相手国別・繊維品別に競争優位が相違しているため、より具体的な研究分析を行うために、「韓中日ビジネス・フォーラム」のもとに、韓中日FTA推進の方向と連携して 韓中日繊維産業FTAに関し、研究会設立などを通じて今後共同研究していく。

4. 韓中日3国繊維産業が共同成長・発展していくための情報交換、技術・人材など包括的な相互協力体制構築など、今後の相互利益の増大に向けた交流を拡大していく。

5. 次の会議は、第5回 中日韓ビジネス・フォーラムの際、開催する。