日本繊維産業連盟の概要
1. 設立とその背景
1970年1月に設立。1968年頃米国の繊維品輸入規制の動きが高まる中で、政・官、財界および国民に対して、繊維業界が一丸となって総合的な対応を講ずる必要との判断により設立されました。
2. 設立目的
繊維業界の諸団体が協力して、繊維産業に関する重要問題に対する対策を強力に進めることを目的としております。
1. 政府、国会などに対し具体的な支援の要請
2. 各種懇談会、業界連絡会議の開催による実情把握と意見交換
3. 各種資料・情報の蒐集と加盟団体との連絡・連携
4. 海外の繊維関係団体との交流
5. その他必要な事項
3.最近の活動
日本繊維産業連盟は、わが国繊維産業の発展に向け「創造と信頼」を基本方針に、化合繊メーカーから紡績業、織布・編立業、染色業、アパレル・縫製業、小売業まで含めたトータルインダストリーとしての競争力の強化を目指した活動を進めております。
経済産業省との官民合同会議における討議等を通じて、中小企業活性化策、通商政策・輸出振興策、環境・安全、人材確保等の問題について要請を行うことで、具体的な政策に結びつけています。また、業界自らも持続可能な産業を目指し、生産構造・流通の改革、IoT化の推進など様々な課題に取り組んでおります。
日本繊維産業連盟に対応する中国紡織工業連合会、韓国繊維産業聯合会と日中韓繊維産業協力会議を開催、EURATEX(欧州繊維産業連盟)など、海外の繊維関連団体との間で情報の認識の共有化と相互の発展・協力策の推進など、グローバル化に対応した活動を行っております。