「第3回日中韓繊維産業協力会議」開催
日本繊維産業連盟(下村彬一会長)は、11月5日(火)、韓国・釜山市ウェスティン朝鮮釜山において、中国紡織工業連合会
(王天凱会長)、韓国繊維産業連合会(盧喜燦会長)との間で「第3回日中韓繊維産業協力会議」を開催した。
会議には、主催国である韓国から28名、日本から33名、中国から16名の総勢77名の繊維関係者が出席した。
日中韓三カ国から「各国の繊維産業の現状」を報告したのち、「日中韓FTA」、「繊維産業の環境・安全問題」、「ファッション、
衣類に関する協力事業」の3つのテーマについて活発な議論が行われ、議論の成果を踏まえた「合意書」が三カ国会長名で
署名された。 次回会議は2014年11月に日本で開催される予定である。
1. 開催経緯・主旨
日本繊維産業連盟は、2009年まで中国紡織工業連合会と「日中繊維産業発展・協力会議」を、また韓国繊維産業聯合会と
「日韓繊産連年次合同会議」を開催し、夫々の国との間で繊維産業の生産・貿易の現況や特定のテーマに関する報告と
意見交換を行うことで認識を共有するとともに、協力策について検討をしてきた。
日中韓三国によるサミットの開催、FTAに関する産官学共同研究の実施、また日本政府の広域経済連携の推進などにより、
三国間の貿易自由化に向けた動きも活発になるなどの環境の変化を踏まえ、これまでの日中・日韓の業界交流、協力関係
を更に発展させ、繊維産業発展、貿易拡大のための課題、協力策などについて協議するため、三カ国による「日中韓繊維
産業協力会議」を立ち上げ、第1回を2010年11月に横浜、第2回を2011年11月に中国・成都、この度、韓国・釜山で、
第3回会議を開催したもの。
2. 会議の概要等
スケジュール
1) 三国会長挨拶
韓国繊維産業連合会 盧喜燦 会長
日本繊維産業連盟 下村彬一 会長
中国紡織工業連合会 王天凱 会長
2) 三国からの報告
議題Ⅰ 「各国の繊維産業の現状」
議題Ⅱ 「日中韓FTA」
議題Ⅲ 「繊維産業の環境・安全問題」
議題Ⅳ 「ファッション・衣類に関する協力事業」
3) 閉会・合意書調印
4) 歓迎夕食会(会場:Nurimaru APEC House)