「第2回日中韓繊維産業協力会議」開催
2011年11月22日(火) 中国四川省成都市「シャングリラホテル成都」で、第2回日中韓繊維産業協力会議が開催された。
1. 開催経緯・主旨
日本繊維産業連盟(以下、繊産連)は、これまで中国紡織工業連合会(以下、CNTAC)とは3回の「日中繊維産業発展・
協力会議」を開催し、韓国繊維産業連合会(以下、KOFOTI)とは23回の「日韓繊産連年次合同会議」を開催してきた。
これらの会議において、各国の繊維産業の生産・貿易の現況報告や特定のテーマに関する報告と意見交換を行って
認識を共有するとともに、両国業界での協力策について検討を進めてきた。
一方、ここ数年、日中韓三国によるサミットの開催や、FTAに関する産官学共同研究の継続実施、また日本政府の
広域経済連携の推進など、三国間の貿易自由化に向けた動きも活発になっている。
このような環境変化を踏まえ、繊産連・CNTAC・KOFOTIは、これまでの「日中繊維産業発展・協力会議」や「日韓繊産連
年次合同会議」で培われた日中・日韓の業界交流、協力関係を更に発展させ、繊維産業発展、貿易拡大のための課題、
協力策などについて協議するため日中韓三カ国の繊維業界による合同会議「第1回日中韓繊維産業協力会議」を2010年
11月26日(金)に日本・横浜で立ち上げた。
第1回会議では、今後日中韓三国持ち回りでこの会議を開催することで、2011年は中国で開催することが決定され、その
決定に基づき、この度「第2回日中韓繊維産業協力会議」が開催された。 次回会議は、2012年秋ごろ韓国で開催される
予定である。
各国の出席者は、日本は日本繊維産業連盟 下村会長、小川副会長はじめ38名、中国は中国紡織工業連合会 王会長、
高副会長はじめ55名、韓国は韓国繊維産業連合会 盧会長、金副会長はじめ19名の総勢112名。
2. 会議の概要等
スケジュール
1) 三国会長挨拶
日本繊維産業連盟 下村彬一 会長
中国紡織工業連合会 王天凱 会長
韓国繊維産業連合会 盧喜燦 会長
2) 三国からの報告
議題Ⅰ 「日中韓の繊維産業の概況」
議題Ⅱ 「繊維産業の環境・安全問題の解決」
議題Ⅲ 「日中韓FTAと繊維産業」
議題Ⅳ 「衣類その他の繊維産業に関する共同協力」
3) 閉会・合意書調印
4) 歓迎レセプション