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Japan Textile Federation

最新情報 バックナンバー

東日本大震災にかかる被害状況と支援

日本繊維産業連盟 会長 下村 彬一のコメント(pdf)

この度の東日本大震災において被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。

繊産連および加盟各団体では、被災者・避難者への可能な支援を惜しまず、被災地の一日も早い復興のため、

引き続き、業界一丸となって取り組んで参ります。

繊産連加盟の各団体における被災状況としては、工場・事務所・倉庫・資材の損壊・流出、設備損傷・燃料不足

による生産停止など、事業活動の継続にはほど遠い業界も多く、回復には相当の期間と費用を要する見込みです。

地震・津波による直接の被災の他、物流の途絶による配送不能とそれに伴う発注キャンセル、原子力発電所の

事故に関連した風評被害による出荷・輸出の停止など、間接的にも被害は拡がりつつあります。

また、従業者の生活が依然として不安定なことや、外国人技能実習生を受け入れている業界では、この度の震災

および福島原発事故を理由として実習生が自国に引き上げるなど、人的資源についても事業継続に多大な影響を

被っております。 更に、原子力発電所近傍からの避難や電力供給不足など、業界の努力では制御できない大規模な

問題が存在しています。

被災地および周辺地域では、国・地方自治体をはじめとして懸命の復旧・復興活動が行われており、また、既に

中小企業向け緊急融資など一部の特別措置が講じられております。 上に述べた状況については、既に今月4日に

経済産業大臣に報告し、業界要望をお届けしておりますが、国・各省庁による一層のご支援をお願いしたいと思います。

今回の震災に際して、繊産連加盟の各団体からは、衣類・マスク・毛布をはじめとする物資の提供と、義捐金・寄付金

の拠出など、被災者への支援を実施しております。

また、海外の繊維業界からも、温かいお見舞いの言葉とともに、救援物資をご提供頂きました。韓国繊維産業聯合会から毛布

2000枚、タイ国繊維産業連盟から毛布100枚のご提供があり、神奈川県および在日本大韓民国民団中央本部を通じて、

被災地に配送いたしました。 この場を借りて、改めて両団体のご厚情に心から御礼申し上げます。

繊産連では、今後も関係各方面と協力しながら、被災地の復興と事業活動の正常化に向けて努力して参ります。

関係諸団体・各業界のご支援・ご協力を宜しくお願いいたします。